ヘッドホンATH-AD900Xのレビューをしてみる

 今回は、私が以前から愛用しているaudio-technicaATH-900Xいうヘッドホンのレビューをしていきたいと思います。

 audio-technicaは多くの方が知っていると思われる有名なオーディオメーカーです。安価なものから高価なものまで多くの機器を扱っており、安くても良い音を出すメーカーだと個人的には認識しています。
今回のレビュー対象となるATH-AD900Xというヘッドホンは2万円を超える(2017/04/25現在)ものであるため、やはり低価格商品(ここでは1万円未満のものを指します)とはひと味違います
2017.04/25現在、アマゾンで20675円での販売となっています。
(余談ですが、このページを書いた2016/08/11時点では20630円だったため、書いた当時と比較しても価格に変化はほとんど無いようです)

Amazonレビュー欄では5つ星のうち4.6となっており、かなり評価は良いみたいです。
 私はこのヘッドホンを買ってから2年以上経ちますが、今でもバリバリ現役として活躍しています。そのため、昔と今での使い方の違いなども含めて書いていこうと思います。
ちなみに製品ページはこちらになりますので参考までに(audio-technicaの製品ページ)

なぜイヤホンではなくヘッドホンを買ったのか?

(んなもん興味ないわ!って方は飛ばしてください)
 このヘッドホンを買った頃、私は受験生でした。当時私はウォークマンNW-S764を持っていて、音楽はほとんどそれで聞いていました。
ある日、父が勉強に集中できるようにと「集中力を高める音」を収録したCDをくれました。
しかし、付属のイヤホンだと対応周波数が完全にはカバーされておらず、そのCDを最大限発揮できないことが分かりました。まぁそこまで影響はないと思いますが、こういうのは気持ちの面が大きいと思ったので当時は何としても新しく買おうと思っていました(笑)
選び始めの頃は、持ち運びに便利なイヤホンを買う予定でした。しかし、学校や図書館など外で勉強する時にあまり音楽を聞いていなかった(聞けなかった)ことや、イヤホンを使う場合音漏れに気を使う必要があるなど、対応周波数以外にも気にすべき点が沢山ありました。
また、イヤホンを使う場面はバスや電車など周りが騒がしいことが多く、そこまで音質にこだわる必要が感じられなかったため、家で聞く用のヘッドホンを購入することに決めました。

…とまぁ色々書いてきましたが、一番の要因は外で聞くことを想定した場合、ノイズキャンセリング機能が必須条件になり、それを条件に含めると更に高額になってしまう…ということで、自宅での使用に特化したヘッドホンを買おうということになりました。

…ちなみに今回のレビューとは関係ありませんが、父から貰ったCDの詳細です。
Focus CD (フォーカス CD)
Insight CD (インサイト CD~雨音バージョン~)
大学受験では毎日のように聞きていました。今でも試験勉強などの集中したい時にお世話になっています。良かったら見てみてください。

なぜATH-AD900Xを選んだのか?

 ここからが本題です。ヘッドホンを買うと決めた私は、近所にあった某家電量販店へ向かい、多くのヘッドホンを装着しては外し、装着しては外しを繰り返していました。
色々つけてみると、音がこもっていたり、つけ心地がイマイチだったり、値段の割に耐久性が無さそうだったり…と、ピンとくるものがありませんでした。
そんな中、このヘッドホン、ATH-AD900Xを装着したところ、他とは違う良さを感じ、購入するに至ったのでした。
これを買う一番の決め手となったことは、やはり「」です。
高温の音の抜けがクリアで素晴らしいです。流石は開放型ヘッドホン!って感じです。
個人的にはピアノやオーケストラなどの楽器の音は特に心地よく感じます。
アニソンのインスト(インストゥルメンタル、ボーカルなしの曲)もとても心地良いです。

 他にも長所はあります。次に買う決め手となった要因は、メガネに優しいつくりだったからです。
多くの場合、メガネをかけた状態でヘッドホンを装着すると、耳がメガネとヘッドホンに圧迫され、それに伴い痛みが生じます。
しかしこのヘッドホンは耳をすっぽりと覆う形となっており、また、締めつけ感も少ないため装着した感じも良好です。
(買った直後は少し締め付けがあったのでその辺はまぁ何とかしました。)
つまり何が言いたいかというと、メガネをかけていても少ないストレスで使うことができる、ということです。まぁメガネの構造によっては気になる場合があるとは思いますが……。

長所だけではない

 ここまでATH-AD900Xについて書いてきましたが、短所もあります。
簡潔に書くと、①音漏れが激しい、②少し重い、③持ち運びに不向き、④値段が中途半端
①は開放型ヘッドホンなのでまぁ仕方ないですが、家電量販店で聞いた時には気づかなかったので家で初めて聞いた時は少しビックリしました。
自分の環境では特に問題なかったですが、音漏れは避けたいという方はこれをはじめ開放型ヘッドホンは購入しない方がいいと思います。
②はそのままの意味です。めちゃくちゃ重いということはないですが、まぁそれなりに存在感はあると思います。
この音が聞けるなら許容範囲かなということで買いましたが、軽いかと言われたらそうとは言えないので一応書いておきました。
③も書いた通りの意味です。まぁこの開放型ヘッドホンを持ち運ぶ機会はあまりないと思うので大きな問題はないと思いますが、もし家と家以外の場所で使うような人にはこのヘッドホンはオススメできません。
ちなみにケーブルが3mと長いため、PCのイヤホンジャックに挿して少し離れて映画鑑賞なんてことも容易にできます。臨場感のある音を出してくれるので個人的にかなりオススメです。
④は各人の予算にもよりますが、個人的には人を選ぶ価格帯だと思います。
2万円超ともなると音質を求めていない人はまず買わないでしょう。一方で本当に良い音を求めている人であれば、より高価格帯の最上位モデルを購入するでしょう
このヘッドホンはそのような人ではなく、「そこまでお金はないけど、家で良い音を聞きたい!」という音に拘り始めた人にピッタリだと思います。
とはいえ私の場合は当時高校生だったこともあり、「流石に高すぎたな……」と思いました。笑(当時も今と同じような価格(2万円強?)だったと思います)

また、ここに列挙するほどのことではないかもしれませんが、受験勉強にこのヘッドホンは向きませんでした
自宅での受験勉強等でとにかく集中することが今回の目的でしたが、このヘッドホンは音楽を聞くためのものです(当然)
このヘッドホンに限った話ではないかもしれませんが、装着した時の存在感がイヤホンとは段違いで、いくら集中できる音楽を聞いていても、ヘッドホンの存在というのはやはり気になるものです。(要するに勉強等集中する時にヘッドホンは向かないと感じたってこと)
結局私はこのヘッドホンを勉強中には使わず、勉強の合間のリラックスしたい時にこのヘッドホンで音楽を聞いていました。 本来のヘッドホンらしい良い使い方ができたと思います。笑

ATH-AD900Xはどんな人にオススメか?

 ここまで長々とATH-AD900Xについて書いてきましたが、どんな方にオススメか?
それは、
①室内でゆったりと聞く方
②重低音を強調していないヘッドホンが欲しい方
③メガネをかけている方にもオススメ
④予算を2万円程度で考えている方
の4点かなと思いました。
私はこれからもこのヘッドホンを使っていきたいと思っています。
拙い文章でしたが最後までご覧いただきありがとうございました。
audio-technica エアーダイナミックシリーズ オープン型ヘッドホン ATH-AD900X

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